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先輩の声


もの作りの考え方は多種多様。多くの人と接することで、視野の広い技術者を目指す。 2010年入社 技術部(和歌山大学 システム工学部システム工学研究科 卒業)南場 共太さん


これまでの経歴・業務を教えてください。
技術部にてスポット溶接機と周辺機器のソフトウェア開発(現職・今年で1年目)


所属する部署ではどのような仕事をしているのですか?
スポット溶接機の開発です。車のボディの製造には、スポット溶接という、大電流を溶接したいパーツに流して溶接する方法が欠かせません。私はその大電流を制御する溶接機を動作させるためのソフトウェアを開発しています。
仕事の様子

ナ・デックスに入社しようと決めた理由は何ですか?
この会社ならば色々な世界が見られると思い、入社しました。
私は転職組です。転職前の会社は精密機械製造業で、私は製品品質を定量的に評価する手法について研究開発していました。当時の私の師匠もまた転職組であり、常々「色々な社会を見て、経験しないと駄目だ。でないと、視野の狭い技術者になってしまう」仰っており、機会があればそうしたいと考えていました。そして希望退職制度が導入された折に退社したとき、取引のあった会社の方から「こんな会社がありますが、どうですか?」と紹介されたのがナデックスでした。多くの自動車会社と取引があり、色々な会社のものづくりの考え方を見ることが出来ると思い、入社することを決めました。


印象に残っている仕事について教えてください。
自分が担当していた製品が無事動いたこと。
私が当社に入って一番最初に担当した製品が、溶接機に色々な設定を入力するための、一昔前の携帯電話みたいな形をした装置のソフト開発でした。特殊なプログラミング言語を用いてソフトを作らねばならず、また要求された仕様のレベルが高かったため、開発は非常に大変でした。毎日ソフトとにらめっこして、どうやったら性能が向上するか、様々な方法を考えて実践し、そして失敗するという試行錯誤を繰り返しました。それだけに、実際に製品が完成して実際に動き始めたら嬉しかったですね。
仕事の様子


今だから話せる失敗談はありますか?
今までやったことのない業務に苦労しました。
当社に入社してからは製品の開発に携わっています。私は、去年の10月ぐらいから、当社製品の勉強も兼ねて、新製品のマニュアルを作っていました。マニュアルを作成するためには、当然対象製品を深く理解しなければ作れません。今までマニュアルを作ったことがない上に、溶接機に対する理解が浅かった私は、新製品に搭載されている機能や単語の意味を理解するために、先輩社員に質問したり自分で調べたりしながら手探りで作っていきました。結果、全てのマニュアル+英語マニュアルを作成するのに、膨大な時間が掛かってしまいました。しかし、この作業のお陰で、製品に対する知識が増えましたし、英語のスキルも向上できたと思っています。


上司からのメッセージ 川松課長
  1. 仕事に取り組む姿勢はどうですか?
    困難な仕事に対しても逃げずに遂行していると思います。また、仕事に関する知識・技能を得るため、日ごろからよく勉強していると感じます。
  2. この部署に向いている(強み)と感じるところはどこですか?
    技術的な課題に対して、常に代案を持ちながら、最適と思われる手法で対応しているところがいいと思います。また、最近の技術情報など、何事にも興味を持って取り組むところが長所ですね。
  3. 上司から見て、どのように成長してきましたか?
    中途採用で入社され、まだ1年半ほどの勤務ですが、当初目立っていた自分の意思を貫く部分の他に、協調して仕事を進める姿勢も備わってきましたと思います。
  4. 今後に期待することは何ですか?
    何事にも前向きにチャレンジしてほしいです。さらに、与えられた仕事の中で、工夫・改善・提案を積極的に行ってほしいと思います。


応募者へのアドバイス

写真 人生には様々な越えるべきハードルがあります。「就職」というものも、おそらくそのうちの一つでしょう。就職活動においても、辛いこと、悲しいこと、恥ずかしいこと、腹立たしいことが多々あると思います。しかし、そのような体験を全てを楽しみ、また楽しめるだけの心の余裕を持ってください。今しかできない体験ですし、きっと将来の糧になると思います。

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ある日のスケジュール
8:35 技術センター全体朝礼
8:45 技術部の朝礼、連絡事項とその日に行う予定の業務を確認します。
8:50 英語勉強会。部の全員で持ち回りで当番を決め、溶接に関係する英語の文献を読んで和訳します。
9:00 メールチェック、事務処理
メールの処理したり、書類を作成する場合はこの時間帯でやっつけてしまいます。
また、週に1度、この時間から製品開発の進捗を報告する会議や、お客様情報を共有する会議を開催します。
9:15 ソフト開発
溶接機の仕様書を読みながら、ソフトを作ります。また、作ったソフトの動作を、実機を使って確認します。
12:00 昼食。会社の食堂で弁当を頂きます。
12:45 ソフト開発
17:30 終礼
18:00 退社、夕食の献立を考えながら、買い物しつつ家に帰ります。

仕事の様子