仕事と人Work & Person

D.Y.

ナ・デックスプロダクツ出向 
開発グループ グループリーダー
1998年入社 理工学部卒

入社動機/価値観

会社選びで重視していたポイント

高校時代から大学まで継続して電気・電子分野を専攻していたため、電気関係の設計の仕事に就きたいという想いはありました。当然のように、メーカーを志望していましたが、商社機能を持つメーカーがあると知ったことで、より広い視野を持ちながら設計ができるのではないかと考えるようになりました。

ナ・デックスを志望した理由

ナ・デックスの技術センターは、営業と設計が同じ敷地内の近い距離で仕事をしているため、自分が手掛ける製品が、世の中のどのような声を受けて開発され、どう使われているかを、営業を通じて知ることができる点に魅力を感じました。また、当時の社長が「設計に飽きたら、商社部門で気分を変えることもできるぞ」と冗談交じりに仰っていたことにも、会社の人柄の良さが表れているように感じました。

仕事内容/存在意義

誰に、どのような価値を提供する仕事か

自動車などの生産において、溶接制御を司る「タイマー」という装置の開発を手掛けています。溶接は、つなぎ合わせる材料を、ガンと呼ばれる電極で加圧し、電流を流す熱で接合する技術です。タイマーは、その電流値と電流を流す時間をコントロールするものです。基本的に原理はどのお客様でも同じですが、求められる品質を精度よく出すためには、お客様のモノづくりごとにカスタマイズする必要があります。

ナ・デックスだからこそ、できること

昨今の製造業では、IT技術やセンサーを活用し、不良発生を未然に防ぐほか、生産効率向上、省人化に貢献するシステムの開発案件が増加しています。従来の溶接では、加工済みの製品の中から検査用サンプルを抜き出し、人の手でチェックを行っていました。しかしナ・デックスでは、最新の技術を駆使し、溶接しながらリアルタイムに溶接打点を検査するソリューションの開発に取り組み、品質向上と製造コスト削減に大きく貢献できます。

その仕事によってどのような成長が得られるか

現在、私が統轄する開発チームは、主にソフトウェア開発がメインです。しかし部門全体としては、タイマーの制御のみにとらわれず、スポット溶接システム全体を制御することで、多様な溶接ニーズに対応する要素技術開発を行っています。次世代を見据えた開発も進めており、幅広い技術力を磨くことができます。

将来の目標

ナ・デックスのタイマーは、世界中で使用されていますが、溶接を含めた接合技術全体で見れば、競合する企業も多く存在します。「接合といえばナ・デックス」と言われるほど存在価値を高めていくためにも、品質のさらなる向上を目指し、それらを生み出す若手の教育を強化していきたいと考えています。

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