RSR工法|日本市場サポートに関するお知らせ
昨今の市場に求められるカーボンニュートラルやEV化、車体の合理化に伴うマルチマテリアルに対応した新接合「RSR(Resistance Spot Riveting)」の日本市場サポート体制構築につきまして、ナ・デックスは米国Howmet Aerospace(旧Arconic)およびカナダCenterLineとそれぞれ合意いたしました。
異材接合を実現するRSR工法
RSR工法は、従来の抵抗溶接にリベット接合を合わせた新しい溶接工法です。
これからは接合箇所に応じて、抵抗溶接かRSR工法を選択いただくことが可能となります。
最近トレンドとなっておりますアルミダイキャストと超高張力鋼板(UHSS材)との接合におきましても、このRSR工法にて対応可能です。
リベットを抵抗加熱しアルミ材を溶化させ、UHSS材とリベットが溶融部(ナゲット)を形成することで接合を実現いたします。
また、引張強度が1180MPaを超えるUHSS材にも高信頼性の接合が可能な点が、他工法にない特徴として挙げられます。
イノベーションをお届けする3企業間の関係性
Howmet Aerospaceはリベット締結技術において80年の歴史を持つリーディングカンパニーとして、同工法の開発と製造に携わっております。
そのリベットの供給システムRDS(Rivet Delivery System)をガンメーカであるCenterLineが製造供給します。
ナ・デックスは接合実証、市場サポートを担当し、市場のマルチマテリアル化にお応えしていく所存です。
年内にデモシステムを導入設置予定
まずは工法テストを提供できるよう、手動の接合機器Starter-Kitを導入し、接合実証対応環境の構築を進めております。
そして2024年内には、フル自動のデモシステムをCenterLIneから導入し設置する予定です。
数年後の車体製造への採用を目指して、市場サポートの体制準備をメーカと推進して参ります。
本件に関するお問い合わせ先
ウエルディングソリューション部
TEL:0568-21-1465